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紙の手作り鎧着て行列=鎧着初式 [ニュース]

11月23日午後紙で作った鎧兜を着た子供や大人、女性が行列して上賀茂神社本殿に参拝した。上京区の「手作り鎧兜」教室が主催したもので今年が3回目。鎧着初式と名のついた行列には60人余りの教室生徒が参加し本人や家族が手縫いした作品を着ることで展示を兼ねての発表の場ともなった。

平安末期から鎌倉・室町にかけて盛んになった「鎧着始め」を現代に再現した形だが、「紙」を使っての制作は一種のベンチャーともいえる。主催した「鎧廼舎(よろいのや)うさぎ塾」が3年前に京都文化ベンチャーコンペンテンションで1回目の知事賞を受賞していることから証明された。さらに11月に神社で展示行列を始めたのは「七五三」という日本の伝統行事に合わせ幼児の成長を願う親や祖父母の購買力に訴えたかったとも言えそうだ。単に購買するのではなく作品作りという文化的側面も大きな要素だろう。知事賞の授賞理由は「京都西陣の組みひもや京金物を組み合わせた雅さ」となっていて大いに伝統工芸の技を生かしたアイデアと実行力に経済力も加味しているだけに頭が下がる思いだ。

会場となった上賀茂神社は紅葉の最盛期を迎えている。赤く染まった「ならの小川」を歩き、一の鳥居から白砂を踏みながら本殿に向かうさまは葵祭の斉王代が歩く姿と重なる。保護者に手をひかれた5人の幼児もやや緊張しながら神社作法を懸命につとめていた。また13・4歳の子供たちが平安・鎌倉時代に初めて甲冑を身につける「着初め」が行われて大人に近くなる姿を感じたようだ。(PJニュース11月24日掲載予定)

ならの小川沿いを歩く行列(左)と「着初式」対象の中学生の行列(右))

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幼児がつけた足元の草履(左)と大袖(右)

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京ふさ紐と京金具(左)と横向きの幼児の鎧(右)

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本殿に入る行列(左)と手水する幼児(右)

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後ろ姿(左)とまさに武者風の男性(右)

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奉納する兜を捧げ持つ(左)と境内の紅葉(右)

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