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梅便り2月26日版京都御苑 [京の花名所]

京都御苑には季節豊かな花々があるが、早春の梅は西の烏丸通近くにあり、とくに出水付近の梅園は少しずつ日にちがずれて見ごろを迎えるので2月~3月に行けば必ず堪能できる。出水口の紅白梅が早咲きで、3月上旬までは楽しめる上、はるか東の大宮御所の土塀や大文字が広い空間に粋な演出を作り出す。
この日快晴。しかし梅苑はまだ蕾の固い木が多く、出水口の紅白の2本が相変わらず早咲きで見ごろを迎えていた。

NO11022607御苑の梅苑(左)とNO11022601梅苑南端出水口東の紅白梅

11022607御苑.jpg  11022601御苑 g.jpg

この梅苑は出水口通りを挟んで南にもある。こちらはそのかかりともなる北端の梅が2本見ごろだ。毎年この内東の1本が御苑の中で一番咲きの木である。(左写真)そしてこの南梅苑は出水の小川という川が流れておりその川沿いに背の低い白梅が満開となった。(右写真)

NO11022603毎年一番咲きの紅梅(左)とNO11022604出水の小川の白梅

11022603御苑.jpg  11022604御苑.jpg

その小川の白梅は午前中には後方の森に陽が当たらないので見事な白黒のくっきり梅が撮れる。午後にはこの色合いは出ないのだ。川沿いには早咲きの紅梅も咲くがこの場所はどちらかといううと4月中旬からの八重桜の面積が多い。

NO11022610小川白梅の一輪(左)とNO11022620同じ木の重なり合う花弁

11022610御苑.jpg  11022620御苑.jpg

出水の小川から建礼門前大通りに向かって堺町休憩所の方に出るとその途中に大きな白梅が満開となっていた。大きい割には場所柄「ひっそりと咲く」感があった。しかし堂々たる木である。

NO11022612堺町休憩所前の白梅とNO11022613その咲きっぷり

11022612御苑 .jpg  11022613御苑 .jpg

この道を過ぎると御苑の中で最も大きい道に出る。建礼門前大通りだ。葵祭や時代祭の行列はこの道を通って市中に出ていく。従ってはるか向こうに門が見えて、もっとも御所らしい風景を演出する場所となる。そこには1本の大きな紅梅が道に突き出している。この日は梅蕾ともいうべきで一輪も開花していなかった。

NO11022619建礼門前大通りの梅とNO11022602その梅蕾

11022619御苑.jpg  11022602御苑.jpg

この大通りは堺町ご門へ出るのだが、正面に下がると九条池に出る。そこからは拾翠亭の茶室を見ることができる。その北側には1本梅の木がある。この亭は梅よりも夏場の百日紅が見事な色模様を作りだす。ここを抜けると間ノ町口に出る。ここには白梅が小さく咲く。側に紅梅も寄り添う。その向こうには閑院宮邸跡が建ち、見学もできる。

NO11022818拾翠亭白梅(左)とNO11022611間ノ町口正面の白梅一輪

11022618御苑 .jpg  11022616御苑 .jpg

NO11022606閑院宮跡が見える間ノ町正面の紅梅(左)と宮跡には梅はなく代わりに咲く山茶花

11022606御苑.jpg  11022621御苑.jpg

宮跡の北に宗像神社がある。こちらは椿が3月中旬ごろから見ごろとなるのだが、北塀の側に紅白の2本がひっそりと咲く。年中日当たりが悪そうな場所で目立たないのだ。背後が真っ暗なので白梅を浮き立たせるにはいい場所でもある。

NO11022611宗像神社北野紅白梅(左)とNO11022608その白梅数輪

11022611御苑.jpg  11022608御苑.jpg

京都御苑の梅は西側に集中する。梅苑の北に桃苑があり梅が見頃のころ咲きだす。そしてこの宗像神社の椿に加え近辺には雪柳が間もなく開花し始めて、春がいよいよ本番ムードとなっていく。

京都写真紀行では花名所>早春~春

           季節イメージ>春

 


  


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