桜前線(4月15日)散り始めたソメイヨシノ [京の花名所]
例年より随分遅れて桜が散り始めた。従って雨や風が吹くと一気に葉桜となってしまう。しかし、それはそれでまた違う楽しみもある。本当に桜は日本人にとってはかけがえのない花なのだと実感する。昨日は雨で、今日は風が強かった。水辺の池や川に花ビラが流れる。その散りゆく風景を少しばかり撮影した。
残り花(左)と深泥池の散り桜(左)
(左)池畔に寄せる花ビラと
岡崎疏水の散り桜
銀閣寺道の疏水を流れる散り桜
なお、府立植物園のしだれ桜咲きそろい今日(4月15日)明日あたりが見ごろとなりそうだ
桜前線(4月13日)岡崎疏水・佛光寺・宗像神社の左近桜 [京の花名所]
岡崎の疏水を観光名所にすると京都市は発表した。岡崎公園を再整備するというのだ。その第1がホテル建設と言うのだ。それも世界の富裕層相手にしたものにするという案。今のグランドにという。何やらその昔岡崎界隈に九重の塔を建てた時代を思い起こした。これ以上京都にホテルはいらないし、むしろ何もなく東山が「スーと」見える方がいいんですけど。で、そんななか、4月13日の疏水風景。また、下京区の佛光寺の紅しだれも咲いた。
慶流橋の朱と散り花ビラと散り花ビラが流れる(右)
岡崎疏水の桜と平安神宮の大鳥居(右)
佛光寺の紅しだれ4景
一方京都御苑内の宗像神社の左近の桜が咲いた。御所の左近の桜の先代にあたり、昭和11年に植え替えられた。5年前に花がつかなかったものの昨年から再び咲き始めたというすごい生命力を見せている。現御所の左近は見事な枝と花ぶりだが、こちらはその息づかいが伝わってきていい。また花弁がとてもシンプル。
桜前線(4月10日)、宇治川派流と背割堤 [京の花名所]
文句なしの晴天。京都南部伏見の宇治川派流に十石舟が浮かぶ。桜はどこも満開となり、今年最後の花見だろう。木津川・宇治川・桂川の合流地点の土手=背割堤に続く桜も満開で人が人を呼び京阪八幡市駅からは続々と人が橋を歩く。堤の両端に桜は咲いている。人も多いが迫力ある桜並木」だ。また墨染寺は桜寺と言われて小さい境内が花で埋め尽くされていた。
背割堤
宇治川派流
墨染寺 桜寺という別名もあり墨染桜三代目も花をつけていた
日蓮上人の背中と桜(左)と上人も見つめる桜(右)
墨染桜3代目(左)と今咲き誇る墨染桜が上に伸びて太陽を受ける(左)
桜前線(4月9日)、高野川と賀茂川 [京の花名所]
4月8日夜からの雨も上がったものの曇天となり「青空の下での花見」と言うわけにはいかにものの賀茂川や高野川の桜は満開となり多くの飲酒客が繰り出した。河川敷は火器厳禁の場所が多いが時たまガスコンロ、七輪を持ち込みで煙もうもうという場所にも出くわした。そんな花見絶好ポイントと花名所としての桜見ポイントを取材しました。
高野川の桜(河合橋~御蔭橋)
賀茂川(出町橋~出雲路橋)
花見スポット
桜前線(4月6日)、平野神社・一気に見頃 [京の花名所]
この二、三日の好天で平野神社の花見桜が一気に見ごろとなった。表参道、西参道茶店、神苑といずれも空を隠す勢いだ。社殿のある境内は八重桜が多いのでまだ蕾の木が多い。また、門前の一番咲きの「魁(さきがけ)」は今日全部の枝から蕾がなくなり全開。これからは風が吹けば散り始める。
魁
魁を北から見る
魁の幹は花の美しさとは別のように空洞化していた
満開の花弁一輪 冬を越した寒桜
葉付きで満開の雪山桜
なんともかわいいアーモンド桜
これぞ桜色した陽光
陽光は遠目には桃の花のように見える。しかし桜だ
神苑の彼岸しだれ桜 北から南方向
同じ彼岸しだれを西から東方向
参道茶店が花見の気分を盛り上げていた
平野神社には八重桜の種類も多いのでもう一度行くことになる。ついでに京都写真紀行の夜桜を1枚とイメージを1枚。またこの10日は桜まつりがあり、時代衣装行列が氏子町内を歩く。
平野の夜桜
神社の御簾と桜色
さくら祭り(神幸祭)
京都写真紀行では京の桜>洛中
桜前線(4月5日)、ソメイヨシノが咲き始めた洛北の水辺 [京の花名所]
洛北の水辺・賀茂川、松ヶ崎疎水、深泥池のソメイヨシノが一気に咲きだしました。ただ近くに行くと満開の枝もあるものの、遠くから見るとまだ「枝の茶色」が勝っていて余り写真にはなりませんね。今日は時間がなかったのでバイク乗りながらの撮り方。携帯写真も交えての前線報告です。
賀茂川。北山大橋から御園橋をウオッチ。左岸の方が木が多いのでそちらで撮影。
↓上賀茂橋左岸下流の1本
で、一枝をピックアップすると蕾と開花、これ何分咲きと言うんでしょうね。↓
松ヶ崎浄水場前から疏水をけ携帯で撮る。↓
深泥池は南の湖畔に桜が1本あります。むしろミツガシワが今まさに咲き始めです。この時期のみ競演です。
↓ミツガシワです。これが終わるとジュンサイの花が咲き始めます。
で、↓がミツガシワの蕾と花です。この写真のみ07年4月12日の撮影です。
明日も快晴とのことなので平野神社と蓮台寺に桜を求めていく予定です。
桜前線(4月4日)、醍醐寺と大石神社 [京の花名所]
洛外のしだれ桜の名刹と言えば醍醐寺。今日4月4日は霊宝館、金堂、五重塔、三宝院などのしだれがすべて見ごろとなった。参道などのソメイヨシノは今週末が見頃で、太閤花見行列に合わせているかのようだ。
霊宝館のしだれ桜↓
仁王門参道南外壁からの桜↓
国宝五重塔としだれ桜↓
金堂西のしだれ桜↓
大石神社のしだれ桜の幹の太さはすごい。そこから伸びる枝々と花々はこれからどこまで伸びるのでしょうか。
大石桜↓
太い幹と枝と花↓
青空に広がる花↓
4月4日は快晴なれど風冷たしでした。いよいよ高野川や賀茂川、哲学の道、松が崎疏水など水辺のソメイヨシノが開花し、桜並木が楽しめる週末になりそうです。
桜前線(4月3日)、洛中のしだれ桜 [京の花名所]
4月3日、ツイッターで見ごろを迎えた桜をツイートしようとしたらフォト蔵が真っ白表示。変わって当ブログで現況を載せます。
本満寺(上京区)のしだれは大きさ、姿とも圧巻↓
中京区の六角堂はビルにも囲まれた不思議空間↓
佛光寺には本堂前と庫裏近くに見事なしだれ桜が咲く。間もなく「花まつり」の仏様も見れる。開花が遅れているようです。蕾と言うところです。
鴨川七条大橋の上流から見たしだれ桜遊歩道↓
三條大橋下流の低木しだれ桜↓
祇園新橋のしだれ桜↓
糸桜(しだれ桜)は今が全市で見頃。事務所の場所が洛北なので醍醐寺など南部の現況が見せられませんがいずれも満開とのこと。
京都御苑近衛邸跡の糸桜↓ 見頃でした。
↓上賀茂神社・御所桜
↓上賀茂社家・岩佐邸しだれ桜
今日は少し寒かったので少し長持ちするかもしれませんね。
阪神高速京都線開通、河原町通りも延長 [ニュース]
左側が河原町通り南行き、中央に西鴨川高速入口、右側が河原町北行きの各車線
3月27日15時阪神高速8号京都線の鴨川東~上鳥羽間1.9キロが開通した。今回の開通によって山科方面から大阪方面に直結することになったとしている。2008年1月に都市高速として上鳥羽~第二京阪道路5.5キロと2008年6月に山科~鴨川東の稲荷山トンネル(2.7キロ)が開通していたが、それに接続することによって全線10.1キロとなり工事は終了した。十条河原町で終わっていた河原町通りも接続道路として長さ220メートルと短いが竹田街道の勧進橋まで延長された。
高速へ引率される初走の車両。右のパトカーがいるあたりが高速出口
京都線は直接名神や阪神の他の高速には繋がっていない市内完結の単独都市高速。今回の完成区間は鴨川を渡り大きく南西方向にカーブして上鳥羽までとなっている。それだけに従来からあった竹田街道勧進橋からの景観は大きく変化した。城南宮北にかけても近鉄京都線高架、名神高速の高架より高い場所に高架部分を設けたことで市内南部の風景は一変していた。
上鳥羽口から鴨川を渡る高速
この日の開通の様子を鴨川西口でしばらく見た。大阪方面行に開通待ちをしたのは京都以外のナンバープレートが10分前位から並びだし開通までに17台が待機した。一方京都方向に降りてきた車の府内と府外の比率はほぼ五分五分であった。接続道路となった河原町通りから高速に乗りいれた車はほとんど見れなかった。市民としてはこの接続道路の活用の方が気になるところである。
産業集積地としてこの高速周辺を推進する京都市は第二京阪と繋がった効果を強調している。また山科方面から伏見南部や大阪方面へのアクセス性向上、例えば山科区役所から八幡市役所までがさらに20短縮されるとしている。しかしすでに稲荷山トンネルは当初予想一日1万台が開通1カ月では1日2千台という報告もされている。この日の開通で当初の予想通りになるかどうか注目したい。
左は近鉄高架をまたぐ高速右は名神高速をまたぐ京都高速
春の花が咲き始めました [京の花名所]
今日3月26日というのに雪の降る日となりました。最低温度が7度などと聞くと桜の咲き方が遅れるのは当然でしょう。でも春はそこまで来ています。市内北部の早咲きの桜が咲きだしました。一部は満開ですよ。少し紹介してみます。撮影は3月24日と25日です。
百万遍知恩寺の花々
毎年本堂前のふじ桜が一番で咲きだします。少し樹勢が衰えてきたようですが今年も10日ほど遅れた満開となりました。
お寺の西門が今年の法然800年遠忌できれいになりましたがその参道沿いにはボケとハナニラが咲いています。また早咲きのおかめ桜も1本小さい木がピンク色です。左ボケ、右ハナニラ。
知恩寺から徒歩8分で出町駅に着きますが駅の南に長徳寺があり門前におかめ桜は毎年春を告げるしるし。やはり10日ほど遅く満開で間もなく散りそうです。木周りがピンク色は春そのものでしょうか
出町から徒歩10分で京都御苑の今出川御門。南西に近衛邸跡の有名な糸桜。やはり遅れてましてようやく咲きだしました。しかしやはりこの界隈はいいですね。25日の様子。白サギとカモがいて桜が池に突き出していました。その西に2本の大木糸桜。1本が咲き始め。
まだ蕾が多いようですがそれでもピンクが目立ちました。少し南に御所の屋根なみの桜1本。
この場所から御苑の大通りを堺町御門に向けて歩くと宗像神社の森が見えてきて中に入ると藪椿が見事に咲いてました。また水仙、ハナニラ、白モクレンなども咲き始め参道側の紫宸殿から移植された左近の桜も昨年花をつけたとのことで楽しみ。御苑は梅林、桃林、八重桜林が4月に見頃なので楽しみでしょうね。
ハナニラとユキヤナギ。ユキヤナギは葉がまだ多く垂れ下がっていませんでしたね。
京都御苑は御所が展示を縮小して4月6日から一般公開されます。その時には糸桜も満開でしょうね。御所公開の模様はこちらから。当方のブログです。