梅便り2月19日洛東版 [京の花名所]
京都の洛東つまり東山界隈は洛西・梅宮大社、洛中・北野天満宮や二条城、洛南・小野梅園、洛北・植物園や宝が池といった大規模の梅園がない。従って1本1本の梅や数本の梅をじっくりと楽しむことになる。逆に生活者の楽しみの場所ともなる。観光客が極端に少ないので。北からみると下鴨神社の「光琳の梅」、神楽坂の「東北院・軒瑞の梅」、黒谷の紅梅、清水寺仁王門の紅梅、智積院梅園などが一般に開放されている。非公開として南禅寺の道場も兼ねる「光雲院前庭」が鑑賞に堪える梅が咲く。そのうちの光琳の梅、黒谷紅梅、智積院梅園の最新情報を紹介する。
下鴨神社光琳の梅 神社唯一の梅の木があるのは境内御手洗池の側。現在南側の枝がちらほら咲いている。尾形光琳がこの辺りを描いたことから名前がついた。
NO11021903(左)とNO11021902(右)
NO11021901(左)とNO07022202満開の時の様子(左)は2月下旬~3月初め
これが満開になると(大体2月下旬~3月初め)NO07022202(左)とNO07022201(右)
黒谷の紅梅 金戒光明寺の本堂東に2本の梅の木があり2月19日には内1本が見ごろとなった。まだ咲いていない木は背が高いので背景の庫裏の屋根に負けないくらいの貫禄がある。
NO11021901本堂と紅梅(左)とNO11021903その枝ぶり
NO11021901方丈を背景に(左)とNO11021902
3月初めには上の梅の他に背の高い木も咲いてくる↓
NO07030101はまるで桜のようだ(左)とNO3542は2本が並んで咲いている(3月上旬)
智積院 は本数は少ないが梅園と名前をつけていて境内の参道を歩くと点在している。紅白の梅が分散していて、しかも2月下旬にはほとんどが見ごろ。2月19日の撮影でもすべてが見ごろだった。
NO11021909金堂参道の紅梅(左)とNO11021904白梅
NO11021906参道の紅白梅の様子(左)と明王殿前の原種白梅の一輪
NO11021901金堂と紅梅(左)とNO11021909明王殿前の原種白梅
NO11021905参道の紅梅一輪(左)とNO11021910一枝
梅だより2月12日洛西版 [京の花名所]
2月11日の雪模様から一転して穏やかに晴れた12日。京都写真紀行の梅便りをスタートします。まずは洛西の梅名所清涼寺、天竜寺、車折神社、梅宮大社の京の様子。
清涼寺(嵯峨釈迦堂)
軒瑞の梅がある。こちらは3月になってから開花だ。しかし、2月中旬には阿弥陀堂前の紅白梅や経蔵、太子堂などの開花が見られる。
NO11021201阿弥陀堂前紅梅とNO11021214阿弥陀堂北西前梅
NO11021209(左)・NO11021210(右)、上のNO11021214の拡大一輪
NO11021203太子堂前紅梅(左)とNO11021211その拡大写真
天竜寺
東参道の塔頭外壁沿いに白梅が数本並んでいる。1本を除いていまだつぼみ堅し。むしろ東西・中央参道に並ぶ山茶花が見事に先そろっている。
NO11021213咲きだした1本(左)とNO11021213その枝ぶり
NO11021212上の梅の満開の一輪とNO11021208法堂と山茶花(右)
車折神社
堂々のしだれ梅が1本境内に咲く。さすがに蕾堅い。
NO11021210蕾堅しのしだれ梅(左)とNO3544(右)見ごろになった時の同じ梅の木
梅宮大社
神苑は有料で様子を撮りませんでしたが境外の外壁沿いの3本は見ごろを迎えている。
NO11021201紅白咲きそろった桜門東の梅(左)NO11021207(右)
境内で咲いていた白梅NO11021205(左)とその一輪NO11021217
京都写真紀行では花名所>早春~春
大原のコスモス満開 [京の花名所]
花の中を歩く
左京区の大原三千院参道の中ほど南側にコスモス園が広がる。10月16日は晴れで満開となった。ここしばらく街中の催事の撮影が続いたこともあって、事務所から二輪で20分の大原に向かった。コスモスはなるほど里の中に拡がっていた。
刈りとりを終えた田んぼの中に一面の花畑だ。京都のコスモスと言えば西の高尾パークウェイにある園が花畑としては大きい。コスモスは里の中に小さな群れをつくって咲くとそれはそれで風情がある。大原もあちこちでその風景は見ることができる。
ただ花畑には花畑の美しさがあっていいものだ。定番のアップ写真を2枚ほど。光がすかして撮るのも花の魅了くである。
一方花弁に虫が寄ってくるのもいいが、時間のない当方にはその待ちができないので、茎の下のほうに隠れて咲いていたのをみつけた。こちらは上に伸びた花と違い回りが緑の中なので雰囲気も変わるものだ。